糖尿病と腎臓病

生活習慣病のひとつ、糖尿病。
文字通り尿中に糖が出る病気です。
ではここで問題です。
尿中に糖が出たらなぜいけないのでしょうか?
ほとんどの方はこの病気を知っているはずですが、
理解している人は少ないように思います。

一般の人が思い浮かべる糖尿病の重症例って、
太っていて、汗っかきで、
インスリンの注射が手放せない人って感じでしょうか?
残念ながらこのような人は、中程度です。
重症の方は、網膜がやられて失明寸前。
腎臓がやられて人工透析中。
手足がやられて壊死、そして切断という人達です。

腎臓はおしっこを作る所です。
腎臓でろ過された水分の内、99%は
血管内に再吸収されます。
本来、糖は人間のエネルギー源で、
必要な栄養素なので、
出来るだけ使い切りたいはずなんです。

そのため腎臓ですべて再吸収されるはずなんですが、
再吸収先である毛細血管の中の血糖値が高いと
「うち、間に合っているから~」という感じで、
再吸収しきれず、体の外へ出てしまうんです。
これが尿糖の正体です。

ここで糖尿の初期症状について補足しますと、
多飲・多尿・口喝です。血糖値が高くなると、
腎臓は頑張ってフル稼働して、糖を排出しようとします。
腎臓はおしっこで排泄させる臓器なので、
そのため水がたくさん必要になるため、
口が渇き、たくさん水分を取り入れようとするのです。

糖尿病の方は腎臓に負担が来やすいので
お気をつけ下さい。
早めに養生されることをお勧めします。

気になる方は血液検査を持ってお越しください。

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