健康診断で気にすべき数値、eGFRとは?
春の健康診断を受けた方の成績表が、
そろそろ皆さんの手元に
届いている頃ではないでしょうか?
肝臓や脂質に関する値は、
皆さん気にされる方多いですが、
腎臓関係の数値(尿素窒素・クレアチニン・eGFR)は
見逃しがちです。
かなり悪くなって
透析を考えるくらいになるまで
ほったらかしの方多いです。
eGFRとは、老廃物を尿へ排泄できる能力が、
腎臓にどのくらい残っているかを示す数値です。
健康な人は100前後で、
0に近づくと危険な状態という事です。
60以下が3か月続くと慢性腎臓病と診断されます。
西洋医学の薬で腎機能を上げることが難しいから、
腎臓関係専門のドクター以外は
その数値にふれない事が多いです。
「まあこのくらいなら大丈夫、様子見ましょう」で
終わってしまいます。
でも1年に2ずつ下がっていけば、
10年で20下がってしまいます。
こういう方は要注意!
腎臓病になりやすい方というのは、
高血圧、糖尿病でお薬を飲まれていたり、
緑内障や痛風、むくみ、夜間頻尿などが気になる方です。
腎臓の働きが悪くなると、
余分な塩分と水分の排泄がうまくいかず、
血液量が増え、血圧が上がります。
さらに、血圧が上がれば、腎臓に負担がきて
ますます腎臓の機能が低下してしまう
という負のスパイラルに入り込んでしまいます。
また糖尿病のように、
高血糖が続き血液がドロドロベタベタになると、
腎臓というのは毛細血管のあつまりなので
流れが悪くなり腎臓の働きが悪くなります。
緑内障とは、
目の中の房水と呼ばれる液体の排出がうまくいかず、
眼圧が高くなるわけですが、
そういう水の流れが悪く、つまりやすい人は
腎臓においても同じことが言えます。
体内に尿酸が増えると、
関節だけではなく腎臓にもたまります。
腎臓に尿酸結晶がたまると、
腎機能が落ちさらに尿酸がたまりやすくなります。
気になる方は、検査数値を持ってお越しください