胆のうの痛み
先日50代男性の方が
右胸の下あたりが痛く、検査をされました。
検査所見
●胆のう底部に腺筋症を疑う小さな粒状の影あり
●膵臓に異常なし
●いくつか肝嚢胞あり
●肝腫瘤性病変なし
●リンパ節腫大
●腹水なし
という結果でした。
ドクターは「特に治療なし、大丈夫。」
という事で、痛み止めを処方されました。
本人さんは、ドクターの説明になんかしっくりせず
「痛み止めを飲み続けるのも嫌だし。。。」と
相談に来られました。
●胆嚢とは?
肝臓で作られた胆汁をためておくところです。
胆嚢は肝臓と十二指腸潰をつなぐ管の途中にあり、
西洋ナシのような形をしています。
胆汁は脂肪を消化するために必要な液です。
食べた物が十二指腸に到着すると、
胆汁が出てきて 消化を助けてくれるわけです。
●胆嚢が病気になるとどうなるか?
脂肪などの摂り過ぎにより、コレステロールが固まり
石のようになります、それが胆石です。
石が胆汁の通り道を防ぎ、炎症をおこしたり、
細菌感染起こしたりして、痛みが出ます。
胆嚢の壁が厚くなり、胆嚢腺筋症・胆嚢炎に
なったりします。
この方の場合、石は見当たらなかったようですが、
炎症が起こっている原因を、胆汁の流れに問題があると考え
胆汁の流れを正常にし、巡りを良くするものを
おすすめしました。