妊娠と貯蔵鉄

子宝相談で血が足りないとお話をすると
ほとんどの方が「私貧血じゃありません」
と答えられます。

検査で問題ないから大丈夫と思いがちですが
大事なのは「フェリチン」です。

フェリチンとは体に鉄分が不足した時用に
蓄えられている鉄の事です。

ケガなどで出血した時や貧血状態になった時に
身体を守るために不足している鉄を補う役目をしています。

女性の70％はフェリチン不足と言われています。

血液検査で貧血と診断されない限り、
フェリチン値を調べることはないため
隠れ貧血の女性が多く、
不妊へとつながっているケースも多くあります。

毎月生理がある女性は貧血になりやすく、
このフェリチンから足りない鉄分を補っているため
貯蔵鉄のフェリチンは常に不足状態。

不足することで、酸素や栄養素が足らなくなり

・卵子が成長しにくい
・着床しにくい
・流産しやすい
・卵子の質が悪くなりやすい

などの症状がでます。

食事ではたんぱく質である肉類が一番
（特に赤みの牛肉）吸収よく摂取出来ますが
必ずそれ以上の野菜を一緒に食べるように心がけて下さい。

野菜のビタミンCは
鉄の吸収率を上げてくれるのと同時に
血液をキレイにする働きもあります。

また、カツオやマグロも鉄分が多いです。

たんぱく質は貯金できないので毎食
食べるようにしましょう。

一番はやっぱり偏らず、
バランスよく食べる事です。

しっかり食べられない方は
ご相談下さいね。

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